ナタリー・クレスマン&イアン・ファキーニ | Natalie Cressman & Ian Faquini

ナタリー・クレスマン&イアン・ファキーニ | Natalie Cressman & Ian Faquini

 温かな音色のトロンボーンと天使のような美しいソプラノ・ヴォイスが特徴のナタリー・クレスマンはベイエリア出身。父親はティト・プエンテやサンタナのバンドにも在籍していたジェフ・クレスマン(tb)でブラジル音楽の伝統に深く浸った母親もプロのジャズ・シンガー、サンディ・クレスマンという音楽一家。ごく自然に父親のもとでトロンボーンを習い始めた。2009年にマンハッタン音楽院で学び、ニューヨークとベイエリアを行き来するようになる。その後はブロードウェイのピット・オーケストラでの活動、フィッシュのトレイ・アナスタシオのホーン奏者兼ヴォーカリストとしてジャム・バンド・サーキットへの参加、またニューヨークのジャズ・シーンで様々なプロジェクトに参加してアナット・コーエン、ワイクリフ・ゴードン、ニコラス・ペイトン他とも共演する。2012年にNatalie Cressman & Secret GardenとしてJazz指向のデビュー・アルバム『Unfolding』をリリース、2014年には歌に重点を置いた初ソロ・アルバム『Turn The Sea』をリリース。ここ数年はイアン・ファキーニとの活動に重点を置き、デュオ名義で『Setting Rays of Summer』(2019)、『Auburn Whisper』(2022)をリリースしている。ダウンビート誌の年間批評家投票で「ライジング・スター・トロンボーン」部門を2019年、2023年と2度受賞している。
 ブラジリア出身のギタリスト、イアン・ファキーニは8歳で米国バークリーに移住。ギターに興味を持ち、その興味の中心はロックだったが15歳のときにカリフォルニアで毎夏開催されているブラジル・キャンプで伝説的なギタリスト/作曲家のギンガと出会い大きな影響を受け、バークリー音楽院卒業後にギンガに師事する。アルバム・デビューはへベッカ・クレインマン(fl)との共演作『Brasiliense』。ブラジルの女性歌手パウロ・サントーラとも共演している。その後、ブラジル・キャンプでナタリー・クレスマンと出会いグループを結成。独特の作曲スタイルとハーモニー・センスで、サンフランシスコ・ベイエリアで最も尊敬されるギタリストの一人である。

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