松田美緒/エーラ

松田美緒/エーラ
エーラ


2017.4.19. RELEASE

松田美緒
エーラ

RPOL-10005
定価¥2,800 (+税)

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松田美緒のギリシャ、ポルトガル録音最新作。大きな話題を集めたCDブック『クレオール・ニッポン』を経て、自身のさらなるルーツ~地中海全域に立ち戻った意欲作!

■“歌う旅人”としてグローバルな活動を続ける松田美緒。デビュー以来、ファド/大西洋クレオール音楽/ブラジル音楽/中南米諸国と名曲レパートリーを広げながら、足元にある日本の多様な原風景に気づき、祖谷~伊王島~小笠原~ハワイ他に眠るニッポンの歌の記憶を掘りおこした前作『クレオール・ニッポン』(2014アルテスパブリッシング)。昨秋日本テレビでのドキュメンタリー番組放映(『NNNドキュメント16』)、NHKラジオ「すっぴん!」出演、文藝春秋誌「日本を代表する女性120人」選出他で大きな話題を集めた。

■そんな到達点に辿りつきスケール豊かな視点を得たからこそ、松田美緒はクレオールの意味をさらに深化させ、改めて音楽キャリアのルーツでもある地中海や大西洋の港街~ヨーロッパの古層に立ち戻った。とりわけ学生時代にはアマリア・ロドリゲスはもとよりハリス・アレクシーウ/ヤドランカ等に大きな影響を受けただけに、この新作は彼女の音楽的故郷に対する再構築という試みであり、新たな挑戦でもある。選ばれた曲はエーゲ海やイオニア海の歌、セファルディ、カーボ・ヴェルデのモルナ、ファド他…松田美緒にしかできない構成力がここにある。情感あふれ成熟した歌声が、古代と現代をうたでリンクさせ新たな世界を幻視し、さらなる高みに登りつめた待望のアテネ、リスボン最新録音作。『エーラ』はギリシャ語「έλα」(come on)、ポルトガル語「ela」(she)を意味する。

■収録曲は主に地中海全域の歌が中心。エーゲ海サントリーニ島の古代火山をイメージして作った曲(M1)、イオニア海レフカダ島の歌(M2)、カーボ・ヴェルデの音楽モルナ(M3)とサンティアゴ島の歌(M4)、ファド(M5)、セファルディ [スペイン/ポルトガル系ユダヤ人の音楽](M6)、セルフ・カヴァーのバルカン・ヴァージョン(M7)、クレタ島の別れの歌(M8)、故ヤドランカに捧げたカヴァー~とブラジル北東部の歌(M9)など圧巻の内容。螺旋階段で昇るように様々な経験を積み、今その頂にいる松田美緒が音楽的故郷を見渡して感じた風景はあまりにも広大だ。同時に本作は、宿命的に彷徨い移動する漂泊の民~「ディアスポラ」へのオマージュ集ともいえる。

■M3にはアナ・フィルミーノ、M10にはダニー・シルヴァが参加。イスラエルに生まれギリシャ、メキシコ、日本、米国で育ち現在も世界中で活躍する山口亮志もギターを始め弦楽器で全面参加。


  1. ティラ
    (Thira) by Mio Matsuda
    ※エーゲ海、サントリーニ島(ティラ島)の、かつて火山で滅びた島へのオマージュ。
  2. エラ・キ・エスィ
    (Ela Ki Esy) by Elias Georgakis / Dionisis Georgakis
    ※イオニア海をテーマにしたレフカダ島を歌った曲。
  3. 望郷のキス
    (Bejo de Sodade) by Beleza
    ※ファドやブラジル/アフリカ音楽が混ざり合った
    カーボ・ヴェルデの音楽「モルナ」。アナ・フィルミーノ(vo)が参加。
  4. バトゥック
    (Batuku) by Orlando Pantera
    ※カーボ・ヴェルデ諸島サンティアゴ島の歌。
    故オルランド・パンテーラ作。
  5. きまぐれ
    (Cabeça de vento) by Linhares Barbosa/Armando Machado
    ※アルマンド・マシャードのファド名曲。
  6. 花嫁と海
    (La Galana y El Mar) Trad.
    ※セファルディの民謡。山口亮志によるギター・ソロ。
  7. 真珠のモレノ~バルカン・ヴァージョン
    (Moreno De Perola~Balkan Version) by Mio Matsuda
    ※クレオール賛歌、セルフ・カヴァーのバルカン半島ヴァージョン。
    セファルディ民謡が挿入されている。
  8. 別離 ~海~
    (Apoxairetismos) by Kostas Mountakis
    ※地中海最大の島、クレタ島のリラ奏者コスタス・ムンダキス作。
  9. アンジョ / マナ
    (Andjo/Mana) by Trad;Adapted by Jadranka
    ※旧ユーゴ出身(サラエボ)で内戦により日本に来て活躍していた歌手ヤドランカ (2016年没)に捧げたカヴァー曲。マケドニア民謡、ブラジル北東部音楽とのメドレー。ヤドランカもレコーディングした曲。
  10. サイコー
    (Saiko) by Gregório Gonçalves;Mio Matsuda
    ※カーボ・ヴェルデに伝わる漁師歌。1960年代、日本のマグロ漁船が遠洋漁業でこの地に来た時、「サイコー」という言葉が面白くきこえて当時作られた曲。現地の大物歌手ダニー・シルヴァが参加。
  11. 紀元前ギリシャ シキロスの墓碑より
    (Seikilos) Trad.
    ~生きているうちは 喜びに輝け 何事も嘆くことなかれ 一生は短く 時は奪うものだから~

■2016年5月アテネ録音 (M-1, 2, 6, 7, 8, 11)
■2016年6月リスボン録音 (M-3, 4, 10)
■2017年1月東京 録音 (M-5, 9)

M-1, 2, 6, 7, 8, 11
Recorded by Anastasios C. Katsaris at Stargazer Audio (Athens, May 2016)
山口亮志 Ryoji Yamaguchi : Guitar, 12 string guitar
ヨルゴス・パヒス Giorgos Pachis : Bouzouki
ヨルゴス・コツィニス Giorgos Kotsinis : Clarinet
スピロス・ザンベリス Spyros Zambelis : Lyra

M-3, 4, 10
Recorded by Elton Souza at Bobs Rec.(Lisbon, June 2016)
山口亮志 Ryoji Yamaguchi : 12 string guitar, bouzouki
アデリート・ポンテス Aderito Pontes : Guitar
ゼー・アントニオ Zé Antonio : Cavaquinho
ルシオ・ヴィエイラ Lucio Vieira : Bass, Shaker
アナ・フィルミーノ Ana Firmino : Vocal
ダニー・シルヴァ Dany Silva : Vocal

M-5, 9
Recorded by Shinya Matsushita at Studio Dedé (Tokyo, January 2017)
山口亮志 Ryoji Yamaguchi : Guitar, Synthsizer guitar


Produced by Mio Matsuda
Co-produced by Ryoji Yamaguchi
Mastered by Akihito Yoshikawa (STUDIO Dedé)
Mixed by Anastasios C. Katsaris, Akihito Yoshikawa

Photos by Shoko Koizumi, Atsushi Kosai,Ryuichi Hirakawa,
Ryoji Yamaguchi, Mio Matsuda,

Art Director & Designer : Keisuke Unosawa (Venus Spring)
Label Director : Yohji Takagi (CORE PORT)