ジョイス・モレーノ&ケニー・ワーナー/ポエジア

ジョイス・モレーノ&ケニー・ワーナー/ポエジア
Tea Bye Sea


2016.5.25 RELEASE

ジョイス・モレーノ&ケニー・ワーナー
ポエジア

RPOP-10016 定価¥2,400 (+税)

解説:渡辺 亨

Amazon 購入サイトHMV 購入サイトタワーレコード 購入サイト

まさに珠玉のデュエット集。ジョイス・モレーノが感情表現豊かにピアノと共にじっくりと歌う、円熟の極致ともいえる美しいデュエット作。

ジョイス・モレーノがNY出身のベテラン・ピアニスト、ケニー・ワーナーと二人で作った親密なデュエット集。ドリ・カイミ、A.C.ジョビン、エドゥ・ロボ等のブラジル音楽からチャップリン、ブルーノ・マルティーノ、アビー・リンカーン、スコットランド民謡等の名曲カヴァーまで、格調高い「詩」のような二人の成熟したバラード表現が心にしみる。

  1. セカンド・ラヴ・ソング
    Second Love Song (Kenny Werner – Joyce Moreno)

  2. イ・オ・アモール・オートゥラ・ヴェス
    É O Amor Outra Vez (Dori Caymmi – Paulo Cesar Pinheiro)

  3. オーリャ・マリア
    Olha Maria (Vinicius de Moraes – Chico Buarque / Antonio Carlos Jobim)

  4. エスターテ
    Estate (Bruno Martino)

  5. マッド・アバウト・ザ・ボーイ
    Mad About The Boy (Noel Coward)

  6. 古いピアノ
    Velho Piano (Dori Caymmi – Paulo Cesar Pinheiro)

  7. スロー・イット・アウェイ
    Throw It Away (Abbey Lincoln)

  8. さよならを言うために
    Pra Dizer Adeus (Lani Hall / Edu Lobo – Torquato Neto)

  9. スマイル
    Smile (Charlie Chaplin)

  10. ショーロ・バンヂード
    Choro Bandido (Edu Lobo – Chico Buarque)

  11. サム・アザー・タイム
    Some Other Time (Betty Comden – Adolph Green / Leonard Bernstein)

  12. ノヴェロ
    Novelo (Joyce Moreno / Paulo Cesar Pinheiro)

  13. ザ・ウォーター・イズ・ワイド
    The Water Is Wide (Traditional)

■プロデュース:ジェイソン・セイザー
■2014年5月ニューヨーク録音

ジョイス・モレーノ (vo)
ケニー・ワーナー (p)

ブラジル音楽シーンでコンスタントに作品をリリースし続けているジョイスが、NY出身のベテラン・ピアニスト、ケニー・ワーナ
ーと二人で作った親密なデュエット集。ブラジル音楽の名曲から他ジャンルのスタンダードまで、ポルトガル語で「詩」を意味するタイトル通り、控えめでいながら心にしみるしっとりとした表現は円熟味を感じさせる。ケニー・ワーナーはジャズ・シーンの重鎮的な存在で、その表現力の見事さには数多いファンがいるピアニスト。ジョイスとは彼女の『Music Inside』(1990)、『Language and Love』(1991)で共演して以来、家族ぐるみで親交を深めてきた仲。歌伴アルバムはほとんど無いだけに貴重でもあり、その力量が再確認できるアルバム。

収録曲は、ブラジル音楽ではドリ・カイミ(M-2, 6)、アントニオ・カルロス・ジョビン(M-3)、エドゥ・ロボ(M-8, 10)たちの名曲で、これがケニー・ワーナーの絶品のピアノと見事なバランスを見せる。そして他ジャンルのポピュラー曲の仕上がりも見事の一言。チャップリンの「スマイル」(M-9)、ブルーノ・マルティーノの名作「エスターテ」(M-4)、そしてNHK連続テレビ小説「花子とアン」「マッサン」等でも脚光をあびたスコットランド民謡M-13は感動的なクオリティ。他にもビル・エヴァンス『ワルツ・フォー・デビイ』でお馴染み、映画『バスキア』でも使われたレナード・バーンスタインM-11、パット・メセニーと共演した時のアビー・リンカーンの名唱M-7、人気スタンダードM-5などデュエットの効果を最大限に高めた曲揃い。